本を聴いてみる

もはや気のせいでもなく、目が悪くなった。職場のタブレットはもう6と8の区別がつかないし、なんなら文字全てが二重に見えている。とてもとても気持ちが悪い。

なので図書館で本を借りてこようとかいう事がもう億劫になってしまった。裸眼で何の苦労もなく過ごせていたのがとれだけ幸運だったかと思い知る。

少し前に上映は終わってしまった『ある男』という映画原作が読みたくて、毎度おなじみメルカリで探すとあった。いつもならすぐ購入だけど、読むのを想像するとしんどくなってやめた。

それで以前から興味があった音声朗読サービスを検索してみると、5/9までAmazonのオーディブルが2か月無料キャンペーンをしており、とりあえず試してみる事にした。　

本を音声で聞く、ということに慣れていないのでものすごく違和感というか、文字を読んで頭で理解してページをめくるという作業がない事で、内容についていけないフワフワ感が最初はあった。あとはナレーターの方の声が単純に好きかどうかもわりと重要なのかな。

ただ圧倒的に楽で、手に持たなくていいから寝ながらOKだし、一番良かったのは料理しながら聴けることで、これいーな！と思った。

違和感もどこへやら『ある男』に続いてまた映画原作の『エゴイスト』も聴き終えて、今は一穂ミチさんの『スモールワールズ』を聴いている。2か月無料期間が終わると月1500円で退会は自由との事なので、とりあえず3か月色々な本を『聴いて』みようと思う。