夏の引越し

帰国して3ヶ月が経った。アメリカにひと月いた間に3キロも体重が増えていたので憂鬱だった。復職して、生活がいつものパターンになるまでまたひと月かかり、その間に体重も元に戻った。

引越し先をなんとか決めて、お盆明けには引越す事になりまたドタバタとした日々。引越しってこんなに大変だったろうか？あとこの荷物の多さは何なのよ！と驚いた。荷物は少なく暮らしている、と自負していたけど勘違いだった。退去立ち会いの10分前に、ようやく部屋が空っぽになった。雨ばかりで嫌ですね〜と言いながら管理会社の女性と手続き、鍵を2本返した。6年の長い間お借り頂いて、ありがとうございました〜と言われて6年もいたんだ！と思った。

越したマンションは、ありとあらゆる段差がある部屋で、足が鍛えられそうな造りなのだった。内見の時にはさほど気づいていなかったのが、今になって不思議だ。こんなに段差だらけなのに。これは早々につまずいてケガしそうだな〜と思っていたけど、全然平たい床にある犬の飯台の方に毎日つまずいて、痛ててっと言っている。吊るしたレースのカーテンは寸足らずで、ぎゃっ！と声が出たが気を取り直して丈を伸ばした。スッキリとした住まいにしようと思っていたけど出来上がった部屋を見ると真逆なのだった。しぬまでには理想の部屋に住めるだろうか？