エアコンと冷蔵庫を処分した
9月だなんて、びっくりする。
母の家の片付けも、5ヶ月たってようやく最後の大物、冷蔵庫とエアコンを処分した。
"女性でも簡単にエアコンは取り外せます"などとネットで見かけて手順を見てみるも、ソッコーで閉じた。絶対無理でしょうよあれ。
次に、"おらが街のでんき屋さん"に聞いてみる。なんだか懐に優しそうなどと勝手に思っていたらヒィッ?!と声が出たほど、予算を軽〜く万単位で飛び越えたので却下。
そして"くらしのマーケット"で検索。聞いた事はあるけどよくわかってなかった"くらしのマーケット"は、めちゃくちゃ便利だった。
名前や住所を登録して、お願いしたい人を選んで連絡、見積もりなど条件が合えば取引成立。そこまでは個人情報も相手に伝わらないのでありがたい。ちなみにエアコン取り外しは7500円でして頂けた。そしてやっぱり絶対素人がしちゃいけないやつだな…とプロの作業を見て思った。
郵便局で冷蔵庫とエアコンのリサイクル代金を払ってリサイクル券をもらう。下調べはしてあったけれど本当に、メーカーが事細かく別れていて間違えるとややこしい事になるそうで、わりと大変だった。
リサイクル代金が手数料込みで約6000円、近所の格安レンタカーで1時間千円で軽トラを借り、エアコンと冷蔵庫を乗せて近所のリサイクル会社へ持ち込んで終了。お金をかけずともやればできる…でももう絶対やらない 笑。
最後に掃除機をかけて、レースのカーテンを外した。空っぽになった家を見たら、タンスを解体したり押し入れにパンパンに入ってた物を分別したりした事を思い出して、我ながらよくやったなあんた〜と思って笑けてきた。
本を借りた。
長い盆休み、図書館に朝から出かけて何冊か借りた。私の本棚にはもう、本の入る隙間がない。
凪良ゆうさんの新刊、「汝、星のごとく」
文庫本を待とうかと思ったけれど、待てない。
小説現代を2冊借りて、昨日今日で一気に読み終えた。
風光明媚な瀬戸内の海に育った高校生の暁海と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂。二人は、惹かれ合い、すれ違い、成長していく。
暁海と櫂の、17歳から32歳までの物語。
親を捨てられず、自分の人生を半ば諦めたように生きる暁海と、夢を掴んだものの、夢見がちな母を見捨てられない、とことん優しい櫂。
フィクションではあるけれど、二人が抱える日常はとてもリアルで、だからこそどうかこの二人が幸せになってほしいと思いながら読んだ。
後半はボロボロと涙が出てしまい、顔は涙と鼻水でぐちゃくちゃになった。鼻をかんで息を整えて、エピローグに向かう。そして最後のページをめくった時、この本のタイトルの意味を知り、私はまた大号泣したのだった。
とてもよい物語なので、沢山の人に読まれるといいな…。