こまどりん

マイペースがたまにキズ。

縁が薄かった祖父のこと

お盆が近づいてきました、早いなあ。

お墓参りやらいつ行こうかとか考えているうちに、自然に祖父母や父の事を考えている。父方の祖父母は私が中学生の頃に他界したので、寂しいけど記憶も薄れてきた。

父方の祖父は灯台守をして全国を転々としていたそうで、引退してもそれこそ「寅さん」みたいにふらっと出かけて、たまに帰ってくる…という家族からしたらハタ迷惑な(笑)事をしていた。なので同居の叔父一家には馴染めていなかったよう。

 

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そんな祖父が、私が中1の頃ふらっとウチにやって来た。
なんの連絡もなしに、バス停に着いたと電話があり驚いた母が迎えに行った。

本当に残念なんだけど、祖父の顔を全く覚えていない…
滅多に会う事がなかった祖父が来て、恥ずかしかったせいもあった?

ただ凄くはっきり覚えているのは、「おみやげ」と言って祖父が私と妹に渡した「ビニール袋いっぱいのアメ玉」。
当時10円でコーラ味やスモモ味、よく駄菓子屋で買ったアメ。

私達はもうアメ玉で喜ぶ年齢でもなかったけど、祖父の中ではそういうイメージだったみたい。そのズレ、というかそれがすごく子供心にも切なかった思い出。
その後祖父は、母が手配した近所の借家で暮らした後、ホームに入り天寿を全うした。

そうとは言わなかったけど、父は祖父が好きだったのだと思う。
祖父の名前の一字を私に付けてくれたので(^-^)
今思えば、もっとお爺ちゃんと色んな話ができればよかったなぁ…しゅん。