桜のおもいで
一気に暖かく(というか暑く)なって桜が開いてきました。
名もない土手にぽつん、と一本立っていても桜は風情がありますね。
その人その人の思い出の中できっと、色んな桜が咲いているのでは?(^^)
私の思い出の桜は20代で上京した時。
初めは、渋谷の俗に言う悪徳不動産屋(笑)に騙されかけてからの再度上京。
見かねた母がつてを頼り、文京区小石川のアパートの大家さんに頼んでくれました。
「母の兄の亡くなった先妻さんのお姉さん」という方、私は初耳。
幼なじみと二人で、赤い丸ノ内線を降りて地図を片手に目指す「大家さん」。
「桜並木をずーっと、下まで来てね。立ってるからね」。
とても広くて綺麗な道の真ん中に、ずらっとそれはそれはまさに「桜並木」でした!
ぽぉ~っと見惚れながら歩いた景色は今も忘れないです。
「(私の)母に似ているからすぐ分かったよ」と言った大家さん。
色んな人にお世話になって、楽しく幸せな3年弱を過ごしたのでした~
私の「青春」と言えるのは間違いなく、あの桜並木を歩いて始まった日々。
もう20年以上経ってしまいました…
「昨日の事のようなのに」と思う事が増えるのは、「歳を重ねるにつれ」かな?
木下けい子先生 「トーキョートレイン」
オムニバスでとても楽しい一冊♪
地下鉄がなぜか大好きです(笑)丸ノ内線と銀座線推し。